実は、じないまちが一番素敵なのは、イベントがない時です。
日常のじないまちでは、住み続けることで守られ時代を重ねた町並は、静かに住まわれている方々の暮らしの息吹をほんの少し感じながら、シンと静まった町並を散歩し、凛とした佇まいを見せる古民家やお寺などを見せていただくと、心が落ち着き、癒され、豊かな気持ちになります。どこにもない、じないまちだけの素晴らしい宝物です。
冬のじないまちでは、きれいに手入れをされた見越しの松や、冬枯れの木立、そして赤い実をつけた南天が風情を添えています。古い街並みに赤い南天の色が生えて、とても美しい。 冬のじないまちもいいですよ。寒くても心はほっこり暖かになります。
キモノ散歩の実行委員会のお店では、2月まで「冬のほっこりおもてなし」もさせていただいています。実行委員会メンバーは、寺内町クラシコ、中林寝装店、ご婦人の宿 泊り屋、今昔の玉手箱、大正浪漫、そして、峯風庵です。
峯風庵では、暖簾の出ている日には、番茶と冬の小さなお菓子をご接待しますので、ご遠慮なく戸を開けて、お入りください。茶室の見学もしていただけます。
2月に入りましたら、じないまちの4店舗が合同で「春まち 衣皿月」と題して、それぞれに個性が生きる上質の春の衣とお皿をラインナップ。2月15日までですのでお見逃しなく。
更に衣を重ねるほどに寒い「衣更月(如月)」ですが、春はすぐそこまでやってきています。お気に入りの一点を見つけにお出ましください。参加店は ・家具製作 Kinogu ・手仕事と雑貨 23番地
・陶工房 飛鳥 ・ぶぶれBUPLE です。